11月29日 | 理系人間の性 |
理屈っぽい理系人間こそ、理屈に弱かったりします。相手の理論に間違いがないと思った瞬間、それを全面的に受け入れるようになってしまうのです。加えて数字(データ)なんか見せられたらもう終わりです。理屈っぽい人間は数字に特に弱いのです。なぜなら理屈っぽい理系人間は、そういう考え方の世界に身を置いてきているからです。科学の世界において、ある事象が正しいことを証明するということは、理屈にあった理論を提示し、それをデータで裏付けることです。逆に言えば、それさえ満たしてしまえば、それは正しいこととして認識されるのです。だから、頭の良い人間が簡単にセールスマンに騙されたり、宗教に引き込まれたりしてしまうのです。 で、まんまと騙されてしまいました(苦笑) ■聴覚刺激で引き出せ 超集中力!(きこ書房) 最初にこの本のことを知ったのは電車の中の広告でした。高速道路から降りたときは、周りの景色がゆっくり流れているように感じる、それは、脳が高速運転していたときの状態に慣れているから、つまり、集中力が高まって脳の機能が活性化されているからなのだ、と。これを利用して、速聴、つまり音声を数倍のスピードで聞くことにより脳を活性化させ、集中力を高めることが出来る、という内容でした。確かに理屈は正しいと思われます。自分は集中力とやる気がないのが最大の欠点だと常日頃感じているので、集中力アップという言葉にはかなり弱く、この理屈には結構な魅力を感じていました。 でもまあ、こんな本の存在はしばらくさっぱり忘れていたのですが、つい先日ばったりと本屋で見かけてしまって。で、よく見るとこんな事が書いてあるんです。100人にアンケートを採ったら、95人が集中力が上がったと回答した、と。まずいです、数字を出されてしまいました。しかし、よくよく考えなくても疑ってかからなくてはならない数字なのです。そもそも分母の100人がどんな存在なのか説明が足りません。都合の良いように選んだだけかもしれません。 …でも、それでもつい信じてしまうのです。理論自体は間違えてないと思えるので、それに数字が加わると、つい正しいと思ってしまう。説得力のある話だと思ってしまう。それで思わず買ってしまったわけです。理系の悲しい性ですね。あ、ちなみに、本の中身の方は実はまだ読んでなかったりまします(苦笑)本当に騙されたと思ってしまうのか、騙されたと思って買って良かったと思えるのか。この本を読むその時が来るまで、楽しみにしていようかと思います。 |
11月27日 | 久々に更新 |
■家族計画(D.O.) 前回の更新から2週間近くも経ってしまいました(苦笑) 何とか青葉シナリオだけは読み切ってから、と思いこれを優先させていたんですが、その間忙しかったり旅行に行っていたりして、今日ようやく読み切ることが出来ました(苦笑)やっぱり共通シナリオまた全部読んでると時間かかりますねえ。と言うわけで。 青葉シナリオ終了。 改めて山田市の技量を実感、というシナリオでした。この人の構成力と演出の巧さには本当に脱帽です。個別シナリオに入ってからはもう引き込まれまくっていましたよ。シナリオの流れ自体は本当にどこにでもあるお話です。心に闇を抱えたことにより、他者を拒絶して孤立している相手の、闇を払い救ってあげる、そしてそこに信頼が芽生える。ToHeartの智子や、ONEの茜に代表されるこのタイプのキャラは、ギャルゲーではよく用いられるタイプといえるでしょう(無論ギャルゲーに限ったものではありませんが)。そしてそうなるシナリオであろうということは、もう、一番最初に青葉というキャラを見たときから予想が付きます。良くあるパターンのシナリオは、それだけプレイヤー側の目も肥えているということです。しかも予想通りの展開。それでもなお、作品世界に引き込まれて、非常に面白いと感じる。それはひとえに構成と演出の巧さなのです。そしてそれにより、王道の持つ魅力をいかんなく引き出す、山田シナリオの神髄を実感させてくれるシナリオでした。 まだ書きたいネタは家族計画に限らずいくつも有るんですが、眠気に負けそうなので今日はここまで。これからしばらくはコンスタントに更新していきたいと思ってます。とりあえずネタがつきるまで。…出来ると良いなあ。 |
11月15日 | いやった〜〜〜〜っ!! |
ついに、ついにYahoo!BBが繋がった!! アナログに変更してから待つこと一ヶ月と10日、ようやくこの日が来ました! 今日はもう何も言うことはありません、しばらくこの感動に浸って来ます… 参考 測定サイト http://speed.on.arena.ne.jp/ v2.0.7 測定時刻 2001/11/15 23:28:58 回線種類/線路長 ADSL/-km キャリア/プロバイダ Yahoo!BB/Yahoo!BB ホスト1 WebArena 2.53Mbps(974kB,2.9秒) ホスト2 fas.ne.jp 2.83Mbps(974kB,2.8秒) 推定スループット 2.83Mbps(354kB/s) コメント Yahoo!BBとしては速いほうです。good。(2/5) |
11月14日 | 自転車で虫を踏みつぶしてしまったことが悔やまれる日 |
■北条時宗(NHK総合/大河ドラマ) 11日は外出していて見られなかったので、録画しておいた分を今日見る。 この作品にはもう、毎週毎週シビレさせてもらっているのだが、特に今週は圧巻だった。時宗と謝国名の対峙するシーンを筆頭にして、謝国名と宋からの使者を案内した日本の僧侶の対話、時輔とクビライの息子が会うシーン、そして時宗が無学祖元に会いに行くシーン、どれも素晴らしい。一人の人間が心の底から吐いた台詞は、悩み抜いて悩み抜いて、己の信念を貫いて選んだ選択は、例えそれがどんな内容であっても、正しいとか間違っているとか、そんな次元で語るべきものではない。魂の込められた想いは、中身に関わらず善悪も優劣の無いのだ。そしてそんな想いがぶつかり合うとき、それを見ている側の自分も、魂を揺さぶられるのだ。 それにしてもこの作品の構成力の巧さは尋常ではない。よくもまあ、毎週毎週しっかりと山場となるシーンを持ってこれるものだと思う。この作品を見ていて中だるみだと感じたことはほとんどなかった。あからさまな伏線とかそういうのはほとんど感じないが、言い換えれば一つ一つのシーンがしっかりと次への糧になっている。これは伏線を伏線として張るよりはるかに難しいことではないだろうか。決して多くない登場人物を、しっかりと掘り下げて使っている点も素晴らしい。 題材があまり知られていないから、始まる前はこれで大丈夫だろうかとも思ったし、事実あまり視聴率を取れていないらしいが、私が今まで何年も見続けてきた大河ドラマの中でも、これは屈指の名作である。これだけの作品が、多くの人の目に留まらずに流されていってしまうとしたら、それは余りにも惜しい。かといってもう最終回が目前まで迫っている以上、今から見始めてもどうしようもなく、他人に奨めるわけにも行かないあたりが非常に歯痒い。 余談。ここを書くとき、ですます調が良いのか今回のような書き方が良いのか、自分でもよくつかめていなかったりする。とりあえず今はその時の気分で適当に書いていて、おそらくしばらくはこの状態が続きそう。でも、いつかはちゃんと考えないとなあ。 家族計画布教のこと。昨日一昨日と書いてきたが、それにしてもまだ一人しか終わってない段階で書くのはどうよ?と思い始めていたりする。ということで、少なくとも青葉シナリオを読み終わるまでは書くのを控えようかと思ってます。さて、さっさとプレイしますか。 |
11月13日 | 月乃に骨抜きにされてぇ |
■焼きたて!!ジャぱん(週間少年サンデー) くはーっ、梓川月乃最高っすよっ!! ヒジョーにソソられるキャラですのう。萌えと言うよりソソられるんです。 あの、底の見えない小悪魔的な微笑みがたまんねえっす。 ああ、ペロってされてぇ。 気を取り直して昨日の続きです。しかし、これを書いているせいで肝心のゲームがプレイできてないんですよね。なーにやってんだか。 あらゆる物事において、バランスというものは極めて重要な、いや、絶対に必要な事柄です。バランスが崩れたままの状態は絶対に長続きしません。逆に、バランスが良ければ良いほど、その状態は長続きするのです。 家族計画というゲームは、このバランスが全てにおいて絶妙な状態を保っているのです。リアリティを持った問題はプレイヤーを苦しめ、その苦しみを放置しておけば、プレイヤーの心はどんどんゲームから離れていってしまいます。しかしこのゲームでは、小気味良い、テンポの良いコミカルな場面をふんだんに織り交ぜることによって、この苦痛を巧い具合に麻痺させています。それだけではありません。うまくキャラを配置することによって、現実的な暖かさや喜びもしっかり配置されています。コメディシーンは苦痛に対する麻痺にはなっても解決にはなりませんが、現実的な暖かさには傷を癒す効果があるのです。しかしだからといってそればかり与えていても、ただの青臭い作品になってしまうでしょう。 リアリティを持った問題による苦痛、それを一時的に麻痺させてくれるコミカルなシーン、そして苦痛を癒す効果を持つ人情味溢れるシーン、これらが実にうまく配置されていること、この絶妙なバランスの良さがこの作品を支えているのであり、魅力の一つとなっているのです。 このバランスの良さを支えている要素に、上でも少し書いたキャラ配置の巧さがあると思われます。次回はこれについて書いてみようかと思っております。更新は明後日かな? 補足として、一つのシナリオ全体で見たとき、共通シナリオが多すぎて中だるみしてしまう、という意見があり、これは確かにその通りでしょう。これはバランスの悪い状態になってしまうのですが、それでも書かなければならなかった理由が、この作品にはちゃんとあると思っています。これについてはまた後日。 |
11月12日 | 家族計画布教その1 |
日記のコーナーを作っても更新するネタがないんですよね。 あまり間が開くのも避けたいので、今日からしばらく家族計画の布教でもやろうかと思います。 これからしばらくの間、家族計画という作品のどこが良いのかをつらつらと書き連ねていこうかと思います。 創作物っていうのは多かれ少なかれ「理想の実現」という要素が含まれていると思われます。 現実では実現不可能なこと、そう簡単には出来ないことなどを仮想世界で疑似体験しようとする事は、知恵を持ったために理想と現実の狭間に生きることを余儀なくされた我々人類が、ある意味必然的に生み出したものであるといえると思います。 中でもエロゲーというジャンルは、この「理想の疑似体験」という側面が特に求められているジャンルと言えるでしょう。そしてその理想を実現するための踏み越えてはいけない暗黙の了解というものがある程度形成されていて、同時に理想の実現に都合の良いお約束の設定というものも存在しています。 前者の基本は、理想を打ち砕くようなことはなるべく書かない、ということになるでしょう。ジャンルによって中身は変わるでしょうが、恋愛要素が強い作品群においては、必要以上に生々しい、恋愛感情が冷めるような現実を見せないという点が上げられます。後者については、様々なゲームでよく使われるキャラクターのパターンがいくつかあります。いわゆるギャルゲーというジャンルを取っても、そこに求められる理想は細かく分ければ多岐に渡るわけで、なるべく多くの理想に効率よく応えられるように、今のキャラクター像は洗練されていったと思われます。 ここら辺の話は書けばもっと長くなるのでそろそろ本題に。この家族計画というゲームは、後者に当たるお約束はほぼ守られているものの、前者の暗黙の了解を大きく踏み外しています。このゲームで書かれている世界は極めて現実的でシビアです。出来ることなら目を背けたい、でも現実世界では立ち向かわなくてはならない、リアリティを持った苦しみを容赦なく突きつけてきます。エロゲーというジャンルにおいてこれは非常に危険なやり方であるといえます。プレイヤーの求めるものを与えない、プレイヤーを突き放すことになりかねないからです。 今ではすでに一つのジャンルとして定着しているいわゆる「痛い系」のゲームの多くともまた少し違うと思われます。あの系統の多くは、あくまで幻想空間の中に作られた幻想的な不幸である場合が多いと思っているので、この作品の与える苦しみとは異質なものでしょう。 このように一歩間違えばプレイヤーから反感を買いかねない要素を多く含んでいる作品なのですが、実際はライターに突き放されているという感じは全く受けないのです。これはひとえにこの作品の卓越したバランスの良さからきていると言えるでしょう。要するに書き方が非常に巧い、プレイヤーの心理操作が実に巧妙なのです。しかしだからといって、ライターに踊らされている、とも感じません。むしろライターに優しく包まれているようなそんな感覚すら感じてしまうのです。次回はここら辺のことを詳しく書いていくつもりです。 明日(?)へ続く。 |
11月7日 | また一つ、素晴らしき出会い |
家族計画 (D.O.) 末莉シナリオ終了。 至福。至福の時。 ゲームをやって、こんなにも、暖かい、幸せな気持ちに浸れたのは、初めてかもしれません。 末莉。 もうめっちゃ可愛いです。この可愛さは反則でしょう?男の本能突きまくりです。どこか儚げで、どじっ子で、守ってあげたくなって、その期待を裏切らずしっかり自分を頼ってくれて。時としてそれは不器用かもしれないけど、何事にも真っ直ぐで、ひたむきで、その無垢な瞳で全幅の信頼を寄せてくれて。でもしっかりとした芯を持っていて、どんな逆境でも決して曲がることはなくて。そして、容姿も、女性としての魅力も、ぞっとするような素質を持っていて。…欠点の付けようが無いじゃないですか? たぶんこのキャラは、自分の中で特別な存在になると思います。由綺とか遙とかとはまた次元の違う、自分の中で言えば綾香のような存在。ある種の、芸術作品なんですね。ああ、溺れてぇ。 シナリオ。 もう何も言うことはありません。もう、ただただ満足でした。しばらく浸っていたい…。 エンディング曲も文句無しです。シナリオにずばりマッチしていたんじゃないかと。 …そして、全てを読み終わった後、あの演出を見たとき。その姿を見たとき。溢れました。そこまでで溜まっていた感情が、堰を切ったように溢れ出すような、そんな感じで。涙に形を変えて、溢れてきました。少しの間止まらなかったです。何とも心地よい涙が…。 山田一氏は、これからもずっと追っていきたいライターさんですね。 日記へのレス ○故事マニさんの11/6 ほほう、家族計画買われたんですね〜 この先が楽しみですな(笑) ○まほさろさんの11/6 >少しいればオフできるかもね(笑) いいですな〜 とは言え全シナリオ終わるのは一体何時になる事やら(苦笑) 共通シナリオも、最低もう1回は全部みたいですからね。 ○KISAさんの11/7 どうもありがとうございます〜 …え?毒舌?ナンノコトデスカ? >……そうしてイベントを重ねると、待っている運命は昏睡か。(汗) で、その前には孝之君との蜜月の時がある、と(ぉ 現段階でここ見てる人はこんなもんですかね? そろそろ別のところでも報告すべきかな? |
11月6日 | ようやく開設 |
予定よりだいぶ遅くなってしまったが、ようやくサイト開設にこぎ着けることが出来た。とは言ってもまだほとんど工事中で、何とか体裁が出来ただけ、なのだが(苦笑) 今後の予定など。 まず最優先したいのが水夏関連。何とか今回第四章感想まで上げられたので、早急にまとめを書き上げてしまいたい…のだが、何時になることやら。家族計画が面白いのが悪いんだ、こんちくしょう(ぉ 次に優先したいのがリンク。一方的に張ってもらってるばかりでしたからねえ。申し訳ないことです、ハイ。 その後は…とりあえず11月後半になればやや余裕が出てくるはずなので、その時にでも考えますか(ぉぃ 後、入り口にも書きましたが、これは日記の形態は取りつつも毎日更新する訳じゃありません。正確には、自分でもこの先どうなるのかよくわからないので(ダメダメ まあ、こんな奴ですがせいぜい生暖かい目で見守ってやって下さい。 #ホームページ作りって、この程度でもかなり面倒ですねえ…。 |