自動生成ファイルのアップロードや登録で困っている方が少なからずいるようなので、 詳細な解説を書いてみました。参考にしてみて下さい。 設定は、全て「設定」→「ネットワークの設定」→「ネットワーク設定」で行います。 ○「一般」タブ ・「使用サーバーの設定」  i)「アートディンクサーバーの自動生成機能を使用する」   誰でも利用できますが、その部分に書いてあるようにアップロードできるファイルが   極めて制限されています。詳細な画像データや肝心のFixデータはアップロードされません。   あまり使う意味はないと思われます。アップしても多分誰も見ません(苦笑)  ii)「インターネット上に公開できるホームページ領域をもっていて、それを使用する」   Fixデータなどをアップしたいときに選択します。一番メインで使用するはずです。   ただし、ホームページを置ける場所を持っていないといけません。通常はプロバイダー   からある程度の容量をもらえますが、これはプロバイダーによってまちまちなので   なんとも言えません。ジオシティー等、フリーサーバーも利用できます。   これを使うには、「FTP設定」タブで細かい設定をする必要があります(後述)。  iii)「サーバーと通信しない」   どこにもファイルをアップロードしません。ネット上にデータの公開はしないけど、   自動出力HPを自分で確認したい場合などに使う事になります。 ・「データ生成の設定」  見たまんまです。普段はチェックを外しておいた方が手間がかかりません。  データ類が欲しい、またはアップしたいときのみチェックを付ければ十分です。  とりあえずFixデータだけ欲しい場合(メールで送るなど)は、  下の「フィックスワールドファイルをゲーム終了時に生成する」にチェックを入れ、  一度ゲームを終了させると、ゲームをインストールしたフォルダ内のusrサブフォルダ内に、  fix(数字).le3という形で出力されます。  同様に、年表や能力値の確認等、とりあえず自動出力HPが欲しい場合は、  上の「ホームページをゲーム終了時に生成する」にチェックを入れれば、  webサブフォルダ内の、さらにoutputサブフォルダに出力されます。  ただ自動HPの出力に関しては、「設定」→「ネットワークの設定」→「HP詳細設定」で、  「ホームページ生成」をクリックすれば、いちいちゲームを終了せずに作成できます。  こちらの方が簡単ですし、お薦めです。 ・「アートディンクサーバーにホームページ/フィックスワールドへのリンクを登録する」  寺院経由でHPを開く場合や、自動生成ホームページのFixファイルへのリンク先に影響します。  極めて間違いやすい設定項目です。ここでつまずいている方が数多くいます。  例を挙げて説明しましょう。  今仮に、http://www.luna.co.jp/art/というHP領域を持っていたとします。  ここに新にlde3というフォルダを作り、すでにそこにファイルをアップロードしているとします。  (これに関しては、「FTP設定」タブの「ホームページ/フィックスワールドファイルの出力パス」   の設定で行います。詳しくは後述)  その場合、ここにはhttp://www.luna.co.jp/art/lde3/と入力してください。  よく、一番最後の/を忘れているために、ホームページ上からファイルをダウンロードできない  ことがありますので、気をつけましょう。というのも、自動生成されたホームページにある  「ENTER THE WORLD」のリンクは、この項目で設定された文字列+fixファイル名となるからです。  例えばfix11111.le3というファイルなら、http://www.luna.co.jp/art/lde3/fix11111.le3に  リンクが張られます。もしここでhttp://www.luna.co.jp/art/lde3と、最後の/が抜けていた場合、  http://www.luna.co.jp/art/lde3fix11111.le3にリンクが張られてしまいます。この場合、  本来http://www.luna.co.jp/art/lde3/にあるfix11111.le3というファイルのはずなのに、  コンピューターはhttp://www.luna.co.jp/art/にあるlde3fix11111.le3というファイルを  探してしまいます。当然こんなファイルは存在しないので、エラーが出てしまうのです。  また、ここの設定は、寺院からホームページを訪問する際にも影響するようです。そのため、  自動出力ホームページではなく、すでに自分がもっているホームページにリンクを張りたい場合は、  そのアドレスを書いておけばいいようです。ただし、この場合自動出力されたホームページは、  fixデータへのリンクが間違っているので、手動で直してやる必要があります。まあ、  自分でホームページを公開されている方なら、直し方をわざわざ書く必要もないでしょう。  (この部分ちょっと自信ないので、どなたか確認お願いします) ○「FTP設定」タブ  「一般」タブの「使用サーバーの設定」で、「インターネット上に公開できるホームページ  領域をもっていて、それを使用する」を選んだ場合に設定する必要があります。  この設定を行わないと、Fixファイルなどをアップロードできません。 ・「ホームページ/フィックスワールドを生成時にFTP転送する」 ・「FTP転送時に確認メッセージを表示しない」  この2つは特に解説することはないでしょう。文面の通りです。ただし、慣れないうちは  確認メッセージを表示する(チェックを外す)ようにした方が良いでしょう。  ただ、正直毎回ゲーム終了時にデータをアップしていては面倒です。  データをアップしたいときのみチェックを入れれば十分でしょう。 ・「FTP設定」  ここは、お持ちのホームページ領域によって設定内容が違ってきます。何を書くべきかは、  プロバイダなりフリーサーバーなりから知らされているはずなので、そちらをご覧下さい。  分からない場合は、アートディンクではなく、サーバー提供者に尋ねた方がよいでしょう。  i)「サーバー名」   ファイルをアップロードするサーバーを指定します。通常「ftp.xxxx.co.jp」等の場合が   多いようです。特に、ftpで始まるのはまず間違いないでしょう。   自分のホームページのアドレスとは全くの別物です。  ii)「ユーザー名」   サーバー提供側によって、ユーザー名だったりユーザーIDだったりします。プロバイダー   提供の場合、インターネットに接続するときと同じIDの場合もあれば、違う場合もあります。   ftpサーバーにアクセスするときに必要なIDのことです。  iii)「パスワード」   ftpサーバーにファイルをアップロードするときに必要なパスワードです。   これら3つの項目は、各自確認して下さい。人によって違うのでなんとも言えません。  iv)「ホームページ/フィックスワールドファイルの出力パス」   ファイルをアップロードするフォルダを指定します。指定したフォルダが無ければ自動的に   作成してくれます。ここも、書き方に注意が必要な部分です。先ほど、「一般」タブの   「アートディンクサーバーにホームページ/フィックスワールドへのリンクを登録する」   では、アドレスをそのまま書きました。しかしここでは、単にフォルダ名だけを書きます。   先ほどの例でいえば、単にlde3と入力すれば大丈夫です。(厳密には、lde3/とすべきでしょう)   これで、http://www.luna.co.jp/art/の下に、lde3というフォルダ、すなわち   http://www.luna.co.jp/art/lde3/ができます。さらに深い階層につくる場合、   例えばlde3/output/と入力すれば、http://www.luna.co.jp/art/lde3/output/が作成され、   そこにデータがアップロードされます。 ○手抜きの用語説明(正確さには欠けますが、こんなもんだと思っていてください) アップロード…自分のパソコンに保存されているデータを、ネット上で利用できるように、        別のマシン(サーバー)にコピーする作業です。 FTPサーバー…アップロードしたときにデータをコピーする先のコンピューターです。 FTP転送…この場合アップロードと同じ意味です。 ○サーバーによる制限 一部のフリーサーバーなどでは、拡張子がle3のファイルは上手くアップロードできなかったり、 ダウンロードしようとすると文字化けした文章が表示されたりします。これは、そのサーバーが le3という拡張子のファイルに対応していないためです。この場合、Fixデータを圧縮すると 良いでしょう。ただし、海外のサーバーはlzhに対応していないことがありますので、 そういうときはzipにします。反面これをやると寺院から直接行くことが出来なくなります。 もし、アップロードは出来るけどダウンロードが出来ないという場合は、とりあえず 自動アップロードを行った後、FTPソフトで改めて圧縮したファイルをアップロードしましょう。 この時、自動アップロードで上げられたFixファイルを消す必要はありません。 そして、「ENTER THE WORLD」のリンク先をこの圧縮ファイルの方に変更します。 こうすると、寺院から直接行く場合は自動的にle3ファイルをダウンロードし、ホームページ からダウンロードする場合は圧縮したファイルを落とすようになります。 また、iriaなどのダウンロード支援ソフトを使えば、le3ファイルも落とせる場合があります。 とりあえず、必要なことは書いたつもりです。 何か間違っているところや、付け加えた方が良いことがありましたら、お知らせ下さい。